悲しいニュース

 最近とても悲しいニュースが多いですね。見なきゃいいんですけどどうしても見ちゃう。そこにぼくの悪癖がある気がします。最悪を見て最悪だな~っつって痛ましそうな顔をするのが快感になっている。これ、自分が良識あるマトモな大人であることの確認作業だと思います。なんなら良識をひけらかしたいとすら思っています。

 見た目は真逆だけど露悪的に振る舞いたいあの気持ちと全く同じです。なんとなく正しそうなことを言いたい。正しいんだしいいじゃん。だから、メンタリティとして良識とは一番遠いところにいるんですけどそこは認めたくないし深堀りしたくない。

 この流れでするのはどうなんだって話ですけどず……ちゃんがあ……りすを卒業するのはぼくはそんなに悲しいニュースだと思っていません。むしろ前向きなニュースだと思う。さすがに完全引退だとしたらショックでしたが。ソロでやってけるんかとか諸々についてぼくはそういう業界に詳しくないので全くわからないけど応援しています。良識ある大人としてはね。

 ただこれはぼくが在宅だから言えることでもありますね。あ……りすという箱にぼくは全然金を落としてないしさっきの応援するだって金を落とすつもりは正直ほとんどない。何をやるかによるけどね。そういう意味では熱意の差なのかもしれないね。この前「何考えてるかわかんない生身の人間を応援してなんのメリットがあるの?」って友人に言われて中学生みたいなこと言ってんなってバカにしたけど突き詰めればマジでこれだと思います。いやメリットとかじゃなくてパフォーマンスに心動かされて応援したいってなるんだけどそれは一時の感情です。継続的に応援するって意地悪に言えば盲目じゃないとやってられないんじゃないですか。まあこれはぼくが本質的にアイドル産業をバカにしてるのかもしれない。あそこで行われてるのは別に一方的な援助じゃなくてパフォーマンスに対する対価として金銭が発生してるだけだからぼくの違和感はちゃんちゃらおかしな話ではあるんですよね。

 あとド……シーはどうすんの!?ってそりゃ真っ先に思ったけど臆面もなく本人に聞いてる人がいっぱいいたのはなんか気持ち悪かった。そこに気まずさとか遠慮を感じるのはぼくが異常なのかな?まあ本人がどう思うかなので本当になにも言えないですね。